雲州人参とは?
About Unsyu Ninjin?
雲州人参の歴史や由来

雲州人参と他の日本産高麗人参との違い

雲州人参の産地である大根島の地でどのような過程でこうした植物体が形成されるのかは今後の研究を待たれますが、この地の種子を長野で栽培しても同じような形態にならないことが知られています。
雲州人参には200年にわたる伝統がありますが、その間一貫して品質は開城(ケソン・北朝鮮)の高麗人参とともに世界一との評価を受けています。国際市場では韓国のブランドである正官庄(チョンカンジョ)の価格を上回ります。中国産の長白人参に対しては7倍ともいわれます。
雲州人参の生産に課題
雲州人参の品質は高麗人参の中でも高いものですが、生産に関する様々な課題を抱えています。栽培には手間がかかり、収穫までに6年を要します。こうした背景から生産者の労働条件は過酷なものとなり生産農家数も減っています。現在では雲州人参の生産量が減少し、幻になろうとしているのです。本プロジェクトを通して雲州人参栽培の現状と問題点を洗い出し、品質の高い雲州人参の生産性を確保し、地域社会の活性化に繋げたいと考えています。
本プロジェクトに関してはこちらからお問い合わせください。
— 補足 —
写真
徳川記念財団所蔵
大根島の雲州ニンジン